今年の2月に、ニフティ社の勉強会に参加したことを記事にしました。
この勉強会をきっかけに、社内勉強会への登壇回数を増やしました。その結果、予想以上の効果を実感したので共有します。
なお、私はシステムエンジニアの端くれのため、テーマはIT関連(特にAIやクラウド設計)が多いです。
効果1 アクティブラーニングによる理解促進・定着
「テーマを決め、資料を作り、理解が足りない部分は補足し、他者へ教授する」という一連の過程で、理解が進み、定着する効果は大きいものがありました。
例えば、「トランスフォーマーモデルの概要」をテーマにし、資料を作っている際に「自己注意機構(Self-attention mechanism)」というキーワードをきちんと説明できない自分がいました。一言で言えば、「文章における要素間の関係を捉えて文脈を理解するための仕組み」なのですが、これをわかるように平易に説明するのは難しいと感じています。
なんとか形にして迎えた勉強会当日、説明した内容を全ての聴講者が理解したかは不明ですが、少なくとも自分で資料にして説明するという過程で、自分なりの理解が進み、定着したのではと思います。
効果2 社内での認知度向上
普段はプロジェクトに閉じた範囲で物事が完結することが多かった私ですが、プロジェクト外の活動である勉強会を通じて、社内での認知度が上がった(社内での交流関係の幅と深さが増した)ように思います。
今まで接点のなかった人から「AI関連のプロジェクトで、AIも去ることながらクラウド設計の部分でも協力して欲しいことがあるんだけど」と声をかけていただいた(これをきっかけに仕事になりました)
以前、同じプロジェクトを担当していた先輩から「当時は技術力があるなぁという印象はなかったけど、かなり深いところまでやってるんだね」と声をかけていただいた
興味や腕に覚えのあることを自分から発信することで、社内での認知度が上がり、その結果として新しい仕事にチャレンジすることができていることを考えると、やはり自分から発信し、いろいろなチャンスを掴んでいくことが重要だなと認識しました。
効果3 仕事の幅の広がり
これはコツなのですが、勉強会では絶対に完璧を目指さない方が良いと思います。例えば、以下のような要素を残しておき、それを発表してしまう、ということです。
- ここまでは理解できたけど、ここから先はよくわからなかった
- この実装の課題はこうで、その解決策は思いついていない
- 実装中にトラブってこんなエラーが出たけど、実は解決できなかった
- そもそも、自分に足りないところはこういうことだとわかった
そうすると、わかる人が教えてくれたり、たまたま参加していた人が他の部署の人に繋いでくれたり、研修の機会を提供してくれたりします。そして、そこで得た知識やノウハウは、また別の機会の勉強会で発表をしたり、他部署と連名で発表したりするのです。
私の場合は、当時の業務でできていないことを明確にしたことで、管理職が別部署に繋いでくれ、その部署の方にメンター役を担ってもらい業務をやり切っただけではなく、これから、その方と一緒に新しい仕事を始めようとしているところです。
勉強会において、「わからない」「できていない」を残すことは、強力な武器になり得ることを理解して取り組むことが重要だなと、私は思います。
まとめ
勉強会に登壇するようになって仕事の幅も人脈も広がり、「会社って意外と面白いもんだな」と思うようになりました。余計忙しくなった気もしますが、その分充実しているということで、結果オーライだと思っています。
そういう意味では、きっかけを与えてくださったニフティ社の方には感謝しています。
今は社内での発表に閉じていますが、今後は社外への発表もしてみたいと思っているので、まずは社外の勉強会に今以上に積極的に出てみて、どんな雰囲気なのかを知り、どういうことができるのかを知りたいと思います。
もし、私と同じような境遇を経た方で、今は社外に向けていろいろ発表してるよ、という方がいれば、どんなふうにして社外向け発表の最初の壁を乗り越えたのかなど、経験談を教えていただけると嬉しいです。