キャッシュレス決済の賢い使い方 ~支出管理と資産形成のコツ~

キャッシュレス決済は便利ですが、使い方を間違えるとつい無駄遣いし、資産が増えにくくなることもあります。うまく使いこなすと、資産を守り、増やすことができるツールでもあります。そこで、私の使い方を共有します。

要約

キャッシュレス決済は便利ですが、使い方を間違えるとつい無駄遣いし、資産が増えにくくなることもあります。以下のポイントを参考にすると、利便性を享受しつつ資産を守ることができます。

主なキャッシュレス決済の種類

  • クレジットカード(後払い型): 支払は月単位でまとまり、後日まとめて銀行口座から引き落とされます。便利ですが、使いすぎやすい面があります。
  • デビットカード(即時払い型): 使った直後に銀行口座から即時引き落とし。支出管理がしやすく、現金感覚に近いのが特徴です。
  • チャージ式電子マネー: あらかじめチャージした金額内での利用なので、使いすぎの心配がありません。

賢い使い分けの実例

  • 高額決済や生活インフラの支払いには、クレジットカード
  • 日常的な買い物や交通費、サブスクなどは、デビットカードや電子マネー

こうすることで、無駄遣いの抑制・日々の資産把握・家計の見える化を実現できます。

キャッシュレスをめぐる日本の最新動向

  • 2024年のキャッシュレス決済比率は42.8%。デビットカードは3.1%と伸びていますが、全体ではまだ少数派です。
  • 補償面ではクレジットカードの方が手厚い傾向がありますが、デビットカードもセキュリティや銀行ごとの工夫が広がっています。

私はキャッシュレス決済の使い分けにより、増えも減りもしなかった資産を、1年間で190万円近く増やすことに成功しました。この記事では、そのことを記載したいと思います。

キャッシュレス決済の種類

主なキャッシュレス決済には、以下の4つの種類があります。

  1. 後払い(例:クレジットカード): ある期間に使った金額を、決められた日にクレジットカード会社に支払う方法。請求をまとめられるメリットがあるものの、使いすぎる傾向にある。
  2. 都度払い③(例:デビットカード): 支払いの都度、デビットカードに紐づけられている銀行口座から即時引き落としされる支払い方法。(即時引き落としされない場合もありますが、話が複雑になるため割愛)
  3. 都度払い④(例:モバイルSuica): 支払いの都度、電子マネーの残高から即時引き落としされる支払い方法。クレジットカードやデビットカード、銀行口座、ATMや券売機などで電子マネーの残高にお金を入れ、その範囲内で使用できる。
  4. 後払い②(例:ペイディ): ある期間に使った金額を、決められた日に金融会社に支払う方法。クレジットカードと違う点は、与信審査が簡易であったり、利用限度額が一般にクレジットカードよりも低額に抑えられている点などです。「即買って、支払いは後日(Buy Now, Pay Later)」と表現されることもあり、別名、BNPLとも言われます。

この記事では、1〜3を「キャッシュレス決済」と扱います。

参考情報として、キャッシュレスの場合、現金に比べて支出が1.7倍程度増えるという調査結果があります。

キャッシュレスは、「お金を使いすぎてしまう」って本当? キャッシュレスは、「お金を使いすぎてしまう」って本当?|ベネッセ教育情報サイト 【ベネッセ|教育費】消費税増税をきっかけに、キャッシュレス決済への流れが大きく加速しています。政府は2025年の大阪・関西 benesse.jp

日本クレジットカード協会の調査(2017年度)によると、支払いをクレジットカードで行う人は現金で行う人より1.7倍多く使うという結果でした。

使ってしまいがちな場面は、「衣料品専門店」「雑貨・文具」「タクシー」の支払いで、現金の2倍以上と高くなっています。共通するのは少し特別感のある消費場面です。

ベネッセ, キャッシュレスは、「お金を使いすぎてしまう」って本当?

Before - 何でもかんでも、後払い

水道光熱費やサブスクリプションなどの固定費、食料品や飲食の立替などの変動費。全ての支払いを後払いで支払っていました。後払いでは支払った実感のない私は、常にクレジットカードの請求額が大きな金額になっており、給与や副業収入のほとんどがクレジットカードの支払いに回っている状態でした。何に金を使っているのかもよく分からない状態で、資産が増えることはありませんでした。

今思えば、クレジットカード会社の思う壺というか、いいカモだったと思います。便利で、ポイントも貯まるということで、わずかなポイントのために、大きな金額を浪費していたのです。

After - 後払いと都度払いをうまく使い分ける

今はどうしているかというと、以下のようにキャッシュレス決済の方法を使い分けています。ほぼ、現金主義と同じです。

  • 水道光熱費、自動車税、NHK受信料、火災・地震保険、ガソリン、高速(ETCカード)、高額決済(おおむね2万円以上)は、後払い(クレジットカード;JCBカード)。
  • 通勤や日常の移動に使っているモバイルSuicaは、都度払い(デビットカード;住信SBIネット銀行プラチナデビットカード)からチャージして利用。
  • サブスクリプションや、その他の日常的な決済は、都度払い(デビットカード、またはiD;住信SBIネット銀行プラチナデビットカード)。

こうすることのメリットはいくつもあります。要するに、「支払いの都度、残高が減るという現金払いのメリットと、利便性というキャッシュレスのメリットを両立できる」ということです。

  • 常に現金が手元に残る: 私の場合、後払いの金額が(高額になったとしても)月に10万円を超えることはなく、クレジットカードの引き落としが終わっても、常に手元に現金が残る。
  • 無駄遣いをしなくなる: 支払いのたびに銀行口座の残高がリアルタイムに減っていくため、その範囲内で支払いを考えるようになって無駄遣いをしなくなる。
  • 資産の増減を日々確認できる: 支払いの大半を都度払いで行うことで、家計簿に使っているMoneyForwardというアプリで、ほぼリアルタイムに家計簿が作られる。後払い(クレジットカード)の場合には、利用から明細が上がるまでのタイムラグがあり、リアルタイムというわけにはいかない。これにより、資産の増減を毎日見ることになるので、無駄遣いをやめようという気持ちがより強くなる。

キャッシュレスの利点を損なうことはない

キャッシュレス決済のメリットの1つである迅速な支払いは保たれたまま、資産は増えていく。ポイント還元も、私が使っている住信SBIネット銀行のプラチナデビットカードであれば1.25%と、そこまで低くはありません。また、同カードは、ポイントが大体翌月の15日前後に付与され、設定次第では決済時にポイントが自動で充当されます。

まとめ

日本におけるキャッシュレス決済額のシェアは42.8%、そのうちデビットカードのシェアは2024年時点で3.1%(約4.4兆円)で、キャッシュレス決済額に占める割合としては少ないです。周りでも、不正利用があった場合の補償に不安があったり、そもそもデビットカードを認知していないケースがあったりします。

クレジットカードでうまく家計ができている人にとって、デビットカードを使うメリットはあまり多くないかもしれませんが、私のように「使った感覚が薄く、つい無駄遣いしがち」という人にとっては、デビットカードも含めたキャッシュレス決済方法の使い分けは、資産を増やす上で重要な考え方になるかもしれません。

クレジットカードとの上手な付き合い方もご紹介しています。ぜひ、本記事と合わせてご覧ください。

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