正直に言うと、Kindle Unlimitedにはあまり期待していなかった。
「月額980円で読み放題」と言われても、読みたい本なんてそんなにないだろうと思っていた。
ところが、しばらく使ってみて気づいた。
Kindle Unlimitedの本当の価値は、「読み放題」ではない。それは、自分の中にあった学びの心理的ハードルを壊してくれたことだった。
同じテーマを複数の視点で学ぶことの重要性
あるテーマについて深く理解しようとする時、1冊の本だけでは不十分だと感じたことはないだろうか?
例えば、行動経済学について学びたいとする。その時、以下のような異なる視点の本を読むと理解が深まる。
- NewsPicksのような実務寄りの本
- アマチュアが書いた入門書
- プロが書いた専門書
こうした異なる水準や視点の3〜4冊を一気に読むことで、個別の事実ではなく、なんとなくの知識体系が頭の中に形成される。単一の本よりも、複数の視点を組み合わせることで、より堅牢で応用可能な理解が得られるのだ。
でも、複数冊買うのは心理的ハードルが高い
ここで問題がある。同じテーマの本を複数冊購入するのは、意外と心理的・経済的な障壁が高い。
- 「もう1冊買っても本当に読むかな?」
- 「さっき買った本で十分かもしれない」
- 「3冊も買ったら数千円になる…」
こうした躊躇が、学びの深さを制限してしまう。
Kindle Unlimitedが下げる「学びの障壁」
ここでKindle Unlimitedの真価が発揮される。定額制なので、同じテーマの本を何冊読んでも追加コストがゼロだ。
この「追加コストゼロ」という安心感が、複数の視点から学ぶという行動を後押ししてくれる。経済的な障壁がなくなることで、心理的な障壁も下がるのだ。
「気になるテーマがあれば、関連する本を3〜4冊まとめて読んでみよう」という発想が自然と生まれる。これこそが、Kindle Unlimitedの本当の価値だ。
さらに効率を上げる:要約サービスとの組み合わせ
学びの効率をさらに高める方法がある。それは要約サービスを読書前の準備段階として活用することだ。
具体的には以下の流れとなる。
- 気になるテーマについて、Flierなどの要約サービスで概要を把握する
- 基礎的な枠組みができた状態で、Kindle Unlimitedで本を読む
この段階的なアプローチにより、本を読む際に既に基礎的な枠組みが形成されているため、知識の定着に大きく活かせる。要約で全体像を把握してから詳細を読むことで、情報がより効果的に統合されるのだ。
まとめ:Kindle Unlimitedは「学びの実験場」
Kindle Unlimitedの価値を「何冊読めるか」で測るのはもったいない。本当の価値は、同じ情報に角度を変えて何度も触れることの心理的障壁を下げていることにある。
要約サービスと組み合わせれば、さらに効率的な学習サイクルが回せる。
あなたはKindle Unlimitedをどう活用している?「読み放題」ではなく「学びの実験場」として使ってみると、新しい発見があるかもしれない。